琉球道中記>水納島編
久々の旅のはじめは離島行き 美しき海の中で魚となる
実に五ヶ月ぶりとなる名護黄門の旅は、沖縄本島全市町村制覇を後回しにして北部離島編ということで再開することとなった。五月の黄金週間以降、Ryuは本業のやんばる自然案内と引越しなどで名護黄門の旅どころではなかった。九月になり、ようやく一息ついたところで旅の再開となったのだ。今述べたとおり、ようや山の麓の一戸建てに引っ越すこともでき、心身ともに充実する環境で過ごせるようにもなった。ただ、市町村合併が各地で最近騒がれているので、いつでもいける本島は合併終了後に廻ることにし、全市町村というよりも全島行脚を今後重視する旅にしようと決めた。
![]() 渡久地港 |
![]() 船より水納島を望む |
![]() モンパの木と共に |
![]() カクレクマノミとも遭遇! |
北部離島編として、まずは本部半島の北側にある小さな島、水納島(みんなじま)へと九月十五日に一行は向かうことにした。一行といっても、今回の旅は同行者が少なく、Ryuとうおちゃんだけとなった。水納島は人口五十人あまりの小さな島だが、透明度の高い綺麗な海と、本島から近いということもあり、海水浴の時期には1日で島の人口の何倍もの本土からの観光客が押し寄せる。実際にこの日も朝九時の便で船に乗ったが、多くの観光客が船に乗っており、まだまだ沖縄は夏だということを感じさせられた。船に乗っている客層は9割以上が本土からの観光客で、地元の人は数名しか乗っていなかった。そのせいか15分ほどの乗船時間にもかかわらず料金は往復1,490円もかかる(同じ程度の所要時間で渡れる古宇利島は往復440円程度)。
程なくして水納島に到着した。港についたとたん、底まで綺麗に見える抜群に綺麗な海が目に飛び込んできて、観光客達の歓声が聞こえてくる。この島は2年前にも上陸したことがあるが(偶然にも2年前に訪れたのも九月十五日)、海は実に素晴らしい。しかし残念なことに呼び込みや客引きが他の沖縄のビーチでは見たことないほどしつこく、多かった。それは本土の海の家を髣髴とさせた。
今回も上陸するなり、真っ黒に日焼けした若者やおじさんが観光客に群がるように寄ってきて、いろいろな勧誘を始めていたが、パラソルはじめいろいろなグッズは持参してきたので、一行は彼らが陣取る浜から少し離れた人のいない場所でパラソルを設置した。
広い空と海の下、一行は波の音を聴きながら昼過ぎまでのんびりと過ごした。その途中では、海へともぐり、本島よりもさらに透明度の高い海で多くの魚達と遭遇し、しばし陸上での時間を忘れた。海中での写真は以下のアドレスにも載せている。仕事では週に何度か海に行くのだが、休日に海に行くのもなんとも開放的で心にいいと感じたRyuであった。
本島北部の有人島は残り五つ。伊江島と古宇利島は既にRyu自体は実踏済みであるため、次回の旅の行き先は沖縄県の北端に位置する島々になる予定が濃厚だ。と同時に名護黄門初の泊りがけの旅となる可能性も高い。乞うご期待!
水納島編 その他の写真